Nuendo5

<製品の概要>

 スタインバーグ社は、「アーティストがクリエイティビティを最優先した方法で、そして誰にでも入手できるテクノロジーを使って音楽制作できるように支援すること」を理念に1984年に設立され、昨年25周年を迎えました。
その間、音楽制作環境の形を確立した「Cubase(キューベース)」、ポストプロダクション、レコーディング、サラウンドプロダクションなどにおけるプロフェッショナルの要望に応える「Nuendo(ヌエンド)」など、幅広いソフトウェア製品を開発しています。2008年には、当社とスタインバーグ社の開発スタッフが一丸となって作り上げたDSP内蔵オーディオインターフェース「MR816 CSX」やDAWソフトウェア専用コントローラ「CC121」を発売、ソフトウェアとハードウェアのシナジーにより優れた音楽制作環境を提供し、国内外より高い評価を得ています。◇今回発売する『Nuendo 5』は、Advanced Post, Live & Audio Production System(アドバンスド・ポスト/ライブ/オーディオ・プロダクション・システム)の品名のとおり、ポストプロダクション、ライブレコーディング、オーディオレコーディングに特化した業務用DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の最新バージョンです。オーディオの素材を映像素材に同期させ配置するポストプロダクション作業に威力を発揮するだけでなく、映画、テレビ番組、ビデオゲーム、コマーシャル制作などの生産性を高め、エディター、エンジニア、クリエイターの創造性を引き出します。
『Nuendo 5』は、専用のハードウェアを必要としないDAWソフトウェアアプリケーションであるため、ユーザーはシステムを自由に構築でき、日々向上し続けるコンピューターシステムの進化の恩恵を簡単に得ることができます。また、2010年2月に発売した専用シンクロナイザー「Nuendo SyncStation」を使えば業務用ビデオデッキと高精度の同期を実現できるほか、『Nuendo 5』に「Cubase 5」と同等の音楽プロダクション用機能、ソフトシンセサイザーを搭載させるCubase Music Tools for Nuendo 5『NUENDO 5 EXPANSION KIT』も同時発売します。詳細は以下の通りです。

<主な特長>

1.オーディオ/映像編集作業のソフトウェアソリューション
『Nuendo 5』は、オーディオポストプロダクション(注1)、スタジオプロダクション、ライブレコーディング用の自然なワークフローを可能にする独自の専用ツールを搭載したDAWソフトウェアアプリケーションです。柔軟性とオープン性を重視した設計で、数々の追加拡張機能や64ビットテクノロジーに対応し、大規模なプロジェクトの取扱いを可能にします。
2.ビデオとの作業の効率化と新しいビデオエンジン
ADR(注2)作業用の統合されたツールセットにより、エンジニアは、柔軟なマーカートラックシステムなどを使って、レコーディングしたテイクを総合的に抽出し、管理することができます。また、業界で一般的なビデオエディターが提供するCMX 3600 EDLリストや、インポート/エクスポートされたCSVフォーマットのスポッティング、ADRリストなどを読むこともでき、効率的に作業を進めることができます。『Nuendo 5』の新しいネイティブビデオエンジンは、QuickTimeをベースにしており、パフォーマンスが向上しただけでなく、FireWireインターフェース経由のビデオのリアルタイムプレイアウトがWindowsでも可能になりました。
『Nuendo 5』画面イメージ
『Nuendo 5』画面イメージ
3.サウンドデザイナーの夢を実現する編集機能
大規模なフィルムミキシングプロジェクト作業に対しても、強化されたミキサー機能、柔軟なルーティング機能を備え、充実したオートメーション機能で、異なるミックスバージョンを一度に作成することもできます。
「クリップパッケージ」の機能により、プロジェクト内の個々のオーディオファイルを好きな組み合わせで選択し、後から使用できる便利なパッケージとして保存することができます。また、カット作業で多用する「スクラブホイール」の精度と音質が向上しました。これによりサウンドエディターはより簡単に正確な作業が行えるようになりました。
さらに、「VariAudio」や「PitchCorrect」といったボーカルや楽器向けのプラグイン、「Surround Panner V5」や「REVerence」といったサラウンド対応や空間系の高品位なエフェクトも搭載しています。
4.快適で信頼性高いライブレコーディング機能
キーコマンドによる操作やわかりやすいディスプレイなど、素早い判断が要求されるライブレコーディングでも快適に効率的な作業が行える機能と操作性を備えています。プロジェクトの予備ハードディスクへのバックアップやレコーディングを保護するパラメーターなど高い信頼性の確保も考慮しています。
5.高い互換性とパフォーマンスの実現
多くの素材を『Nuendo 5』で効率的に作業することができるよう、ProToolsオーディオファイルとの互換や、マルチモノトラックとステレオ・インターリーブファイルの変換にも対応しています。また、Microsoft Windows 7の 64ビットにネイティブ対応、4コア以上に対応したマルチコアCPU対応により、ユーザーが必要とするパフォーマンスに合わせた自由なシステム構成に対応し、多くのトラック、プラグイン、巨大なサウンドライブラリを自由に扱うことができます。32ビットのVSTプラグイン(注3)をネイティブ64ビットバージョンで使用することもできます。さらに、Microsoft Windows 7およびMac OS X Snow Leopardの最新のオーディオドライバーテクノロジーを最大限に活用しており、さまざまなサウンドカードに今まで以上に少ない遅延時間で対応します。
<注>
1)オーディオポストプロダクション
ポストプロダクションは、映像の撮影後に行われる作業のこと。映像編集、音声編集などの作業があるが、オーディオポストプロダクションとは、主に映像素材に同期させて効果音や音楽などの素材を配置したり、収録済みの音の編集・加工・調整を行う作業をさす。
2)ADR
Automated Dialogue Replacement の略で、映画やドラマなどで撮影後に俳優の台詞を別途録音すること。日本ではアフレコとも呼ばれている。
3)VSTプラグイン
VSTとは、スタインバーグ社が1996年に発表したVirtual Studio Technologyフォーマットのことで、一昔前まではハードウェアを使用するしかなかったシンセサイザー、エフェクター、ミキサーをソフトウェア化してコンピュータの CPU (ネイティブ処理) で再現し、それらをコンピュータ内で接続させる技術。現在では様々な楽器 (VSTi)、エフェクターが VST 対応プラグインとして、フリーウェアや他社からのものも含めてリリースされている。

<開発の背景>

 映像の制作はデジタル処理が一般的となり、ビデオゲームやCMだけでなく、テレビ番組や映画といった大規模なものまで、デジタル技術により効率的に行われるようになっています。映像技術や音声処理技術、音楽制作技術の進化に伴い、ポストプロダクションの作業の一部である映像に合わせて音の編集・加工を行う分野でも、より高度な処理を効率的に行うことが求められています。映像に合わせて録音を行うだけでなく、映像の時間に合わせて違和感なく音の長さを調整したり、豊富で自然な効果音を加えたり、ステレオやサラウンドによる臨場感を与えるなど、多くの作業が必要とされます。この高度な処理に用いられてきた、高額で柔軟性の低いハードウェアシステムは、技術の進化に対して時代遅れとなってしまうことが、現場での課題となっています。
『Nuendo 5』は、これらの多様な制作の要求と日々向上し続けるコンピューターシステムの進化に対応したソリューションとして柔軟性と拡張性に優れ、専用のハードウェアを必要としないDAWソフトウェアアプリケーションとして開発しました。

<動作環境>

Macintosh Windows
対応OS Mac OS X 10.5.8 / 10.6 Windows XP Professional (SP2以降) /
Windows XP Home Edition (SP2以降) /
Windows Vista (32/64bit 版)/
Windows 7 (32/64bit 版)
CPU Intel Core
(Intel Core Duo 以上を推奨)
Pentium/Athron 2 GHz 以上
(Dual Coreプロセッサー推奨)
必要メモリー 1GB以上 1GB以上
ハードディスク空き容量 4GB以上の空き容量 4GB以上の空き容量
ビデオカード QuickTime 7.1 / OpenGL 1.2 (OpenGL 2.0 を推奨) をサポートしたビデオカード QuickTime 7.1 / OpenGL 1.2 (OpenGL 2.0 を推奨) をサポートしたビデオカード
オーディオデバイス Core Audio 対応デバイス Direct X、またはASIO対応デバイス
(ASIO対応デバイスを強く推奨)
ディスプレイ 1280 x 800 ピクセル以上 – フルカラー 1280 x 800 ピクセル以上 – フルカラー
その他 ・DVD-ROMドライブ
・USB 端子:SB-eLicenser
(コピー プロテクト キー)接続用
・インターネット接続環境
(ライセンスアクティベーション、ユーザー登録等)
・DVD-ROMドライブ
・USB 端子:SB-eLicenser
(コピー プロテクト キー)接続用
・インターネット接続環境
(ライセンスアクティベーション、ユーザー登録等)
* 上記の動作環境、推奨環境を満たしている場合でも、全てのコンピューターにおける動作を保証するものではありません。
* オーディオ録音と再生トラック数、同時起動できるソフトウェア音源の数と同時発音数、プラグイン エフェクトの数などのパフォーマンスはコンピューターの性能によって異なります。
* ビデオ専用のメモリを搭載せず、メイン メモリと共有するタイプのコンピューターではご使用頂けない場合があります。
* オーディオモニタリングにおける音声の遅れ(レイテンシー)を最小限でご使用頂くためには低レイテンシー設定が可能なASIO(Windows)/ CoreAudio(Mac)対応オーディオ デバイスが必要です。
* 1製品に同梱されているUSB-eLicenser(コピー プロテクション デバイス)は1つです。 Windows 版とMac OS X 版を同時に起動することはできません。

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